2017.04.20 14:12斧三と安留軒 この前、私の号「梅嫦軒」と「鰻眠洞」について、駄文を草したが、これはその続編。 私の遠い親戚である大聖寺の稲坂謙三医師は、老後、自宅を「雨後軒」と名付けたと聞いている。雨上がりの爽やかな風情の表現か、雨後の筍の如く庭に竹が生えてヤブになったという諧謔かと想像を巡らせたが、訊けば、自分は年をとって、もうこの家から「ウゴケン」という意味とのこと。その発想を我が身に転用して、「安留軒」という号を考えついた。読みは、呉音風には「アルケン」、漢音風には「アンリュウケン」。「安」は我が先祖が代々用いた字で、自分のこと。私も足が弱りつつあるように感じるので、なるべくじっくりひと所に留まって、心安らかに過ごしたいという気持ちの表現なのだが、いかがだろうか。あまり動け...