2019.02.18 14:51毛皮帽 「モコモコ帽はどこ?」 「階段の柱に掛けてあるわよ」 今年の冬の朝、私は、大体、妻とこんな会話をしたあと、帽子を被って家を出る。 今の姿からは想像できないだろうが、若い頃、私の頭は毛髪が十分に生えていた。20代のころ米国カリフォルニアの小さな町の床屋で髪を刈ってもらったら、大量の硬い髪の毛に苦戦した床屋のオヤジから、「お前の毛は、針金のようだぜ」とため息をつかれたことが忘れられない。しかし、その針金は次第に細くなり、今やどんどん失われつつある。いきおい冬は頭が寒い。仕事でウィーンに出張していたころから、頭の寒さを感じだしたが、当時は、とりあえず毛糸の簡単な帽子で、寒さに耐えていた。 その後、プラハに在勤することになり、いよいよ頭の防寒が喫緊事になった...