2022.09.23 15:00壁掛の人物 一昨年7月本欄でご紹介した前田育徳会所蔵の「アエネアス物語図毛綴壁掛」は、関係の皆様のご支援を頂いていよいよ京都で本格修理が始まった。欧州で製作され、経路は不明ながらもいつしか前田家に伝わった縦3.2メートル、横2.6メートルのこのベルギー名門織物場製大型壁掛は、平成27年北陸新幹線金沢開業の際に石川県立美術館で開催された「加賀前田家百万石の名宝」展で多くの方にご覧頂いた。保存状態は良好ではあるが、何せ400年ほど前の製作のため、やはり修理が必要で、昨年からその調査を行ってきた。調査期間を含め4年にわたる修理が終われば、令和8年に前田育徳会創立百周年を記念して東京国立博物館にて開催を予定している展覧会の呼び物になると期待される。