リオデジャネイロ・オリンピックで連日連夜、日本人選手の活躍を手に汗してテレビで見つめている。メダリストとなった水泳の小堀勇気選手や柔道の松本薫選手をはじめとして、石川県出身やゆかりの選手の健闘で、おおいに力づけられた。本当にありがたい。
本年5月、国際シンポジウムの用務で、ウズベキスタンに行ってきた。首都タシケントには、ナボイ劇場というすばらしい劇場がある。これは、もともとあった計画を完成するため、第二次大戦後、旧ソ連軍の捕虜となった日本人が建設した劇場である。建設途上から日本人の評判を高めていたこの劇場が、さらに真価を発揮したのは、1966年に発生したタシケント市を震源とする地震の際のこと。他の建物が壊滅的打撃を受けたのに対してこの劇場はビクともせず、日本人の仕事のすばらしさが、人々の心の中にしっかりと刻み込まれたのであった。オリンピックで言えばまさに、メダルものの偉業である。
このような素晴らしい国際的活動やオリンピック選手の活躍を励みとして、自分の分野で、少しでも世の中を明るくするよう努めたいとの思いを新たにしている。(2016年8月20日記)
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