2019.04.18 14:54平成と令和 いよいよ平成最後の月になった。この31年の間、さまざまな出来事があった中で、平和に過ごし得たのは本当によかったと思っている。 来月からの御代は「令和」。すばらしい元号である。これは、漢籍からではなく、わが国の古典たる万葉集を典拠としていて、歴史上初めて国書からとった元号である。具体的には、万葉集巻5において815番から846番までの短歌と「序」による「梅花の歌32首あわせて序」の中で、大伴旅人の書いた「序」の部分から来ている。 その「序」は、中西進先生の「全訳注原文付万葉集」によれば、次の通りのものである。「天平2年正月13日に、帥(そち)の老(おきな)の宅(いへ)に萃(あつ)まりて、宴会を申(ひら)く。時に、初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にし...