2025.08.28 00:00映画「国宝」を楽しむ 7月28日、妻と二人で家の近くの府中TOHOシネマズに行き、かねて話題の映画「国宝」を見た。上映時間は175分と聞いたので、妻も私も、その日は水分を控え目にして映画館に行ったが、映写が始ると、時の経つのを忘れてスクリーンに惹きつけられた。 この映画は、任侠の子として生まれた立花喜久雄が主人公である。任侠同士の抗争で父を失ったその時の会合の余興で演じられた歌舞伎舞踊劇「積恋雪関扉(つもるこい・ゆきのせきのと)」で、喜久雄の演技の素晴らしさに、大坂の歌舞伎俳優二代目花井半二郎が驚くのが、この物語の発端である。喜久雄のたぐいまれな才能を見抜いた花井半二郎は、彼を自分の部屋子として引き取り、実子の大垣俊介をともに、厳しい歌舞伎の訓練を続けて鍛え上げる。喜久雄...