2018.10.19 14:41仁清の雉香炉を詠む句 先月、高校同期の集まりで和倉温泉の「加賀屋・あえの風」に泊まった。高校の先輩で観光カリスマと讃えられる小田禎彦加賀屋相談役の講演を拝聴し、宴席が終って、自室に戻り、床の間を見ると、横長の掛け軸が目にとまった。その幅は、石川県立美術館の第一室に展示されている野々村仁清作の国宝の名品「色絵雉香炉」を描いたと思われる絵に「ものの影とがりて見ゆる寒さかな」の句が添えられ、「淳」と署名されている。季が違うなあと思って見ていると、突然感ずるところがあった。この「淳」は、中谷淳子先生のことではないかと。 中谷淳子先生は、私どもと同年で、能登出身のアーティスト。俳人医師中谷藤房先生の奥様であり、小松に住まわれて、陶芸界で活躍されたが、惜しいことに亡くなられた。淳子先...