利家公のお言葉

 今月の4日、県人会の一行で金沢に帰って参加した百万石祭りは、前夜祭、当日朝の封国祭、午後のパレードと、降らず、日照が強すぎずで、極めて天気に恵まれ、誠に有り難かった。私は、毎年、封国祭に参拝させて頂いており、正月の七草粥の儀にも社殿の末席でお参りしている。尾山神社の拝殿で、深く頭を垂れていると、藩祖前田利家公のお声が聞こえてくるような気がする。そのお声は、我々県人が、それぞれ一人ひとりのため、石川県のため、北陸のため、そして我が国全体のため、世界のために活動するようにと仰せられているように聞こえる。それにはまず健康第一。その祈願をするのが、七草粥の儀式であるが、これはいずれ本欄で触れたい。ただ、今年は、雨が少なすぎて、全国的な水不足が心配。尾山神社で雨乞いをしたいとさえ思うのはお願いのしすぎであろうか。(2016年6月20日記)

石川県人 心の旅 by 石田寛人

石川県人会発行の月刊ニューズレター「石川県人会の絆」に2016年1月の創刊から連載中の記事をまとめたサイトです。

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